いう、いわない、

いえない。

深海晶にはなれなかった話

 

お久しぶりです。遅ればせながらあけましておめでとうございます。久しぶりの記事がこんな記事で申し訳ないんですが書かせてください。私事でしかないので読まずに閉じて頂いても構いません。

 

 

深海晶、ご存知ですか?もう説明する気力もないので詳細は省きますが、前クールで放送されていた『獣になれない私たち』に出てくる新垣結衣さんが演じた全方位に気を使う神経すり減らし女のことです(公式サイトに書いてあった)。この深海晶が可愛いのなんの。服装も仕草も全て可愛くて。できた女なんですよ。私はね、そんな深海晶にはなれませんでした。

 

 

と、いいますと(脈略クソ)

 

 

何度か書いてるしわかる人にはわかると思いますが私はここ数年ずーっと、いわゆる二番目の女的な立場でした。でも、それと同時に私に好意を寄せてくれてる人がいて。けど私は好きではないし断ってたんですが彼がなかなかすごくて、本当にどこがいいんだかわからないけど私のことめちゃくちゃ好きでいてくれて、「絶対に傷付けないから僕を選んでほしい」とか「僕はアンだけだよ」とか、それはそれは直球に想いを伝えてくれてたんです。ずっと断ってたんですが、彼のまっすぐさとか優しさに私も甘えてしまい、何より二番目の女でいることに疲れてしまい、本命とはお別れして彼と付き合いました。彼の言葉を信じてみよう、と。仕事の関係上休みも合わず二人で飲みに行くとかはなかなかできなかったんですが、ちょっとした合間を縫ってご飯食べたり、お泊りしたりしたんですよ。そしたらね、そしたらですよ。なんとびっくり。彼女がいるではありませんか。そしてもっとびっくり。同棲している、と!なんならその彼女、私も知ってる〜!!!!!!!!なんかもう気力がなくて面白おかしく言うこともできない。第三者から、あの二人付き合ってるし同棲してるよ、と聞かされ、私が本人に問い詰めたら、同棲はしてるが付き合ってはいない、と。

 

ハァ?????????

 

詳細は伏せますがちょっとした事情で彼女の家に住まわせてもらってると。ただの友達だと。一度もやってない、と。

 

ハァ?????????

 

私もさすがにそこまで馬鹿ではない。年頃の(私より結構上だけど)男女が同じ家に住んでて、そんなわけあるか。なんだそれ。その時ちょうど最初に書いたけもなれを観ていて、深海晶も四年付き合ってる彼氏が元カノと一緒に住んでて…みたいな展開だったので、少し違うかもしれないけど自分の状況と重なりすぎて、見ながら思わず笑ってしまった。ただ、私には恒星さんもいないし、5tapみたいな行きつけのステキなお店もないし、仕事に打ち込んで気を紛らわせることもできない。というかなんなら同じ職場だから顔を合わせなければならない。そしてドラマの中で深海晶は、きちんと彼氏に別れを告げてましたね。その様子を見て私も思った。私も深海晶になろう!って。(?)いやそもそもが程遠いんですけど、そういう意味ではなくて(どういう意味)、私もここでかっこよく彼に別れを告げて次の恋に進もう〜!!なんて、考えてたんです。本気で思ってたんです。でもね、なんなんでしょうね。私はやっぱり馬鹿で、彼が同棲してることを隠してたことは謝ってくれて、でも付き合ってはないって言い張るから、私、信じちゃったんだよねぇ。馬鹿ですね。喧嘩とかにはなってないので、仲直りとも違うんだけど、結局別れを告げるでもなく付き合い続けて、年末年始結構一緒に過ごしたし、ていうかなんなら昨日もキスをした。もうめんどくさくなってきたからいっきに書いちゃうけど、今日私休みで、さっき彼から「起きてる?」ってLINE入ってて、私は寝てて、そしたら「やっぱり彼女と付き合うことにしたからこれからはただの仕事仲間でお願いします」ってきてて、ねぇ、そんなことあるか???あれはなんだった???私だけって言ったのは???絶対に傷付けないって言葉は???しかもこれ私が二番目だって状況わかった上で言ったよね?「僕は絶対にそんなことしない」って。どこまでが本当で、いつからが嘘?昨日のキスは?帰ろうとしたら電話して戻ってきてって言ったのはそっちだったよね?あれ?私、なにしてるんだ??????人間不信になりそう。死にたい。なにが辛いって同じ職場だから明日からまだ毎日顔を合わせなければいけないこと。付き合ってたこと誰にも話してないから何事もなかったかのようにしないといけないこと。泣きたいのに、なんだかあまりにもあっけないというか、突然というか、ショックすぎるのか、涙も出ない。比較対象がこれまたクズだけど、こんなんなら前の人の方が最初から二番目って宣告されてるようなもんだし、まだマシだったな。クズだけど。

 

ああ、滑稽だ。そう、滑稽。涙も出ないどころか、自分が滑稽すぎて、笑えてくる。

 

私は、深海晶には、なれなかった。寂しさに耐えられず、優しさに甘えて、彼の言葉を信じて、嫌な部分は目を瞑って、甘い蜜だけ吸っていた。その結果がコレ。ダッセェ。私はもう二番目にしかなれないのかな。もう人間不信というか男性不信になりそう。仕事がクソブラックなので酒飲んで忘れよー!!とかもできない。休みはまた一週間後で、それまでほぼ毎日顔を合わせなければいけなくて、うわぁ、しんど。しんっっっっっど。もう恋愛なんてしばらくいいやとか思うけど、私ももう今年で25で、しかも仕事柄本当に出会いがないので、ちんたらしてたらあっという間に年を重ねてしまう。自ら動かなきゃなんも起きないような環境で、だからまだ若さのあるうちに動いておきたいんだけど、なんかもう、疲れてしまった。

 

楽しかったなぁ。みんなに隠れてキスをしたね。飲み会の前に早く待ち合わせてホテル行くっていうアホみたいなこともした。怖い夢見たって言ったら電話してくれたり、2日会わなかっただけで寂しいって電話かけてきたり。あ、私、自分で思ってたよりだいぶ好きだったみたい。もうLINEで一方的に言われてしまったので、これを伝える術もないけど。でも、どこかで気付いてはいたんだな。私だけじゃないんだろうなって、いつか言われるだろうなって。思ってたけど、こんなに急かぁ。なんだろう。なにがいけなかったかな。

 

 

なんで私じゃなくてあの子なんだろう。

 

 

辛い。